「玉川敏秀/ハヤ子サケ道をいく」
・出版社 講談社・全2巻(B6版)
・出版年 1997年~1998年
・入手度 難
・ジャンル グルメ/飲み物 ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ 酒道。
お酒に魅せられ、編集兼ライターとしてお酒雑誌に飛び込んだ平山ハヤ子・23歳。そのサケ道は、始まったばかり。お酒と、お酒を愛する人々に支えられて、一人前の編集者へと成長していく。
平山ハヤ子は酒好きが高じて酒雑誌のライターとなる。酒と人との出会いによりハヤ子が成長していく姿が描かれます。
毎話呑兵衛にはたまらないお酒が登場し、酒と共に人間ドラマが描かれます。
独特な表現で描かれる酒の感想とトーンを使わずカケアミ等で描かれる暖かみのある絵が特徴で、詩的な作品となっております。
有名なマティーニは技法も描かれ非常に判りやすく描かれます。
お酒の紹介も多く、きめ細やかに説明されます。酒好きな人におススメです。
入手がちょっと難しいですが、BAR漫画、カクテル漫画が好きな人は必読の作品。
独特の絵が特徴でトーンを使わずに全てペンで描かれているそうです。寡作な漫画家ですが現在はペンネームを玉川重機に変更し「草子ブックガイド」を連載しておりました。