「河合克敏/モンキーターン プロ編」
・出版社 小学館・全30巻(新書版) 全18巻(B6版) 全18巻(文庫版) コンビニコミック
・出版年 1997年~2005年
・入手度 普通
・ジャンル 競艇/ギャンブル ドラマ
・おすすめ度 ★★★★★ 競艇漫画の最高峰。
憲二が本栖研修所を卒業して1か月が経った。いよいよプロの競艇選手としてのデビュー戦を戦う事になるが・・・
研修時代のライバルで愛知にいる洞口雄大が優勝戦に出場することを知らされる。デビュー半年での快挙と周囲も大騒ぎ。一歩先行くライバルの様子に焦る憲二だったが・・・
研修所編に引き続きプロ編。
デビュー戦は転覆失格と波乱の幕開けとなってしまった憲二。
その日の2戦目で初勝利。
ベテランレーサー・古池勘一に弟子入り。
競艇の知識がない人でも判りやすいように作中に補足がされております。
愛知の巨人・洞口武雄(洞口雄大の父親)との激しい戦い。
SG・ダービーに初出場。優勝戦に出走する。
プロ編では研修所時代からのライバル洞口雄大との激しいバトルが繰り返されます。
落水しスクリューに巻き込まれケガをするが復帰する憲二
必殺技・Vモンキーをあみだす。
物語終盤には青島との恋愛が描かれるが・・・
研修所の同期生や作中には数多くの個性的な選手が登場し、熱い戦いが描かれます。主人公の波多野だけでなく他の選手にもスポットがあたり物語を盛り上げます。
競艇という公営ギャンブルを題材にしてますが、ギャンブル漫画というよりはスポ根漫画に近く、努力や友情が色濃く描かれております。
終盤の青島との恋愛に関しては賛否があったそうです。確かに話の流れから考えると厳しいだろうなあとは思う部分もあったのですが、最終的には収まる所に収まったかな?と思います。
連載が終了して10年以上経ちますが、今読んでも古さを感じない作品です。競艇に興味がない人でも読むとハマる作品。