「かわかずお/パチ漫 三国志」
・出版社 洋泉社・全1巻(A5版)
・出版年 2009年
・入手度 普通
・ジャンル ギャグ パクリ 漫画家
・おすすめ度 ★☆~★★★ 読み手の感性次第。
リスペクトの果て、パロディを超えたパチ漫の巨匠による2nd作品集。
前作「かわかずお/パチ漫 かわかずお作品集2002-2005」に続く第二弾。今回もやりたい放題パチリまくります。
キャバクラを舞台に描かれるキャバクラ三国志。元ネタは勿論横山光輝。
スーツを着た劉備、関羽、張飛、孔明が登場。
桃園の誓いが桃艶の誓いに・・・孔明の馬鹿馬鹿しい解説がナイス!
天下三分の計。
前後編で後編には曹操が登場しキャバクラ嬢・天下を巡って争います・・・
なかなか良くできた作品で見事にパチっており三国志を読んだ事がある人である男性であれば楽しめる作品。
キャバクラのあとは風俗? こちらはそこそこ面白い作品。
問題はこれ以降の作品で正直前作である作品集①に比べると出来がイマイチな作品が続きます
作品集①がかなり面白かっただけにこの作品集②は出涸らしのお茶状態のように感じます。
元ネタは「三国志」、「DEATH NOTE」、「サラリーマン金太郎」、「プラモ狂四朗」、「AKIRA」、「カイジ」、「ドーベルマン刑事」、「寄席芸人伝」、「愛と誠」、「新世紀エヴァンゲリオン」、「まいっちんぐマチコ先生」、「浮浪雲」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「釣りバカ日誌」、「ちびまる子ちゃん」。
相変わらずネタが古いのと、微妙にマイナーな作品を含んでおり元ネタが全部わかる強者は40代以上の男性で相当な漫画好きじゃないかと思います。