「吉田覚/12連休」
・出版社 エンターブレイン・全1巻(B6版)
・出版年 2014年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ
・おすすめ度 ★★★ 短編集。
高熱が出るたびに遊び道具をたっぷり買い込んで療養生活を楽しむ姉の話「風邪バケーション」、家中が本棚の部屋に済む兄の家で、トイレが見つからない「東京もぐらスタイル」、美人が苦手な主人公が、結婚した相手も生まれる娘もみんな美人ばかり「岸本貞夫の終わりなき胸キュン地獄」など全12編を収録。
「彼方の街 退屈な夏」、「真夏の亡霊チキンレース」、「コーポ田中の序列」、「チャイナホール・ロマンス」、「岸本貞夫の終わりなき胸キュン地獄」、「桃色ヤンキーラジオ」、「東京もぐらスタイル」、「幼い頃から馴染みのふたり」、「ノアズアイランド」、「我らが女王は今日もこの奥で」、「エロキネシス」、「風邪バケーション」、「コーポ田中の真夏日」を収録。
「真夏の亡霊チキンレース」 幽霊をナンパし取り憑かれた主人公がとった行動は目の前で・・・
「コーポ田中の序列」、後日談の「コーポ田中の真夏日」 ちょいエロなネタがいいです!
「岸本貞夫の終わりなき胸キュン地獄」 美人が苦手なのに美人に囲まれる父が描かれます。
「東京もぐらスタイル」 部屋を秘密基地のようにしてしまった兄の部屋に泊まる妹。
自分の中ではこのお話が一番好きで、「働かないふたり」に近い作風です。
「エロキネシス」 会話なんていらないエロがあれば!
みんなで力を合わせて、目的を達成するエロネタ漫画。会話なしで進む作品。
「風邪バケーション 」 一年ぶりの風邪を堪能するべく準備する女性が描かれます。
久々に面白い&自分に合う短編集でした。著者の代表作は現在連載中の「働かないふたり」で、こちらは読んだ事があるという人もいるのではないかと思います。
作品的にはかなり違うのですが根底にある雰囲気は著者ならではで、明るく読みやすく読後感の良い作品が多いです。
アタリな作品集でまた時間を置いて読んで見たい作品。