「早川大介・すぎたとおる/加藤清正」
・出版社 ポプラ社・全1巻(A5版)
・出版年 2007年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 学習漫画
・おすすめ度 ★★ コミック版日本の歴史シリーズ。
熊本県でもっとも愛される戦国武将加藤清正の生涯を、現代的な絵柄で完全コミック化。虎退治や熊本城築城など個性豊かな逸話満載。
自分の記憶する中では加藤清正が主人公の作品は本作が初のはず。ポプラ社のコミック版日本の歴史シリーズはマイナー武将にもスポットをあててリリースするのが良いです。
親戚(母親同士が従妹の関係)である秀吉の子飼いとなる虎之助。
元服し加藤清正となる。
賤ヶ岳の戦いで戦功をあげ五千石に加増される清正。賤ヶ岳七本槍と喧伝される。
文禄の役で出兵するも呼び戻され謹慎させられる清正。慶長伏見地震時に謹慎中でありながらも、秀吉の安否を気遣い出仕。この功により謹慎がとかれる(地震加藤のエピソード)。
慶長の役での虎狩りのエピソードが描かれます。
関ヶ原の戦いでは東軍となり西軍の小西軍を攻める。
秀頼と豊臣家の将来を案じながら没する。
各エピソードはもれなく収録しつつ判りやすく描かれた作品。築城に関しても描かれております。ちょっと残念なのがこのシリーズの中でももっとも今風な絵であること。