「Emerson, Lake & Powell/Emerson Lake & Powell」
1986年作
Pがパーマーでなくパウエルで復活したEL&P。このアルバムをEL&Pのアルバムとしてカウントするしないは人によりけりだと思いますが、聞けば実にEL&Pらしいサウンドで自分の中では好きな1枚&リアルタイムで聞いた1枚。
①は当時新日本プロレスのTV中継のテーマソングとして使われていたので、EL&Pを知らなくてもこの曲は知っているという人は多いかも?
⑧はホルストの組曲・惑星からの火星、戦争をもたらす者をカバー。⑨はナイスアレンジのカバーでオリジナルはリトル・エヴァ(作曲はキャロル・キング)でカイリー・ミノーグのカバーVerが一番有名な1l曲。
④はベスト盤等ではカール・パーマーのVerに差し替えられたりしております。
リアルタイムだった事もあり当時よく聞いた1枚でした。この頃には既にオリジナルのEL&Pも聞いていたのですが、まだCD化されておらず本格的に聞いたのはこのアルバム以降からでした。
往年の作品には往年の作品の良さがあり、この作品にはこの作品の良さがあると思うのですが、比較されると影の薄いアルバムでプログレファンよりもコージー・パウエルが参加している事もありHR/HMファンの評価の方が高いような気がします。
70年代のプログレと80年代のプログレを比較してもで、本作は80年代らしい音(特にシンセ類)だと思います。
色々揉めたりしてこの編成でのアルバムはこれ1枚で終了(今はこの頃のライブ盤が結構出てます)。結局カール・パーマーが出戻りオリジナルラインナップで復活するのですが、それはいずれまた取り上げられたらと思います。
⑨、⑩は再販時のボーナストラックなので中古盤で買う時には注意が必要。
おまけEmerson, Lake & Palmer Tシャツ