「イシデ電/私という猫」
・出版社 幻冬舎・全1巻(A5版) 全2巻(B6版)
・出版年 2008年・2013年~2014年
・入手度 普通
・ジャンル 猫/動物
・おすすめ度 ★★☆ 野良猫の世界。
太く短く一生を送る、野良猫たちの生き様を描く。現代の人々が忘れてしまった熱い思いを呼び起こす、ノスタルジック下町野良猫物語。
他の猫漫画とは一線を画した独特の世界観と独特の絵とセリフで描かれる厳しい野良猫の世界が描かれます。
猫漫画と言えば飼い猫ものがほととんどですが本作は野良猫の世界が淡々と描かれます。
名前のない野良猫を主人公に物語が進んでいきます。
猫目線でお話が進行します。人間との関わりや飼われ(飼い猫)との関わりも描かれます。
厳しい環境下で生きる野良猫の日常描かれます。
後半は重い内容となり生きるだけでなく死生観や野良猫の死が描かれます。
猫漫画の中ではかなり異色作品で、可愛い猫に癒されたいという人にはまったく向かない作品。独自の絵のタッチもありのしかかるような重みを感じるん作品。
完結ではないようで、著者のHPでは続きが描かれております(ただし極僅か)。