「魚乃目三太/戦争めし」
・出版社 秋田書店・全1巻(B6版)
・出版年 2015年
・入手度 普通
・ジャンル グルメ 戦争
・おすすめ度 ★★★☆ 兵士と食事の物語。
兵隊さんと戦地ゴハン。戦時下のお寿司屋さん。餃子と引き揚げ兵。激動の時代の中で生まれた感動の食エピソード。 昭和初期のグルメがほんわか温か〜く描かれます。
最近気になっている漫画家・魚乃目三太の作品で、太平洋戦争中~戦後の時代の兵士の食について描かれます。
太平洋戦争時(終戦後)の前線の兵士の食事について描かれます。
古今東西を問わず軍隊において腕のいい料理人は各部隊でとりあいだったそうで、本作も元料理人の主人公が作るカツ丼が描かれます。
生きて帰ることができたらカツ丼を・・・戦時ならではの物語。
敵の物資を奪いカツ丼を作る事に・・・
部隊は突撃し消滅・・・兵士たちにはカツ丼が最後の飯となってしまった・・・
宇都宮餃子のルーツについて描かれた作品。
大和ホテルと揶揄された戦艦大和内でラムネを作るお話。
この他にもシベリア虜囚の「極寒のパイナップル」、終戦後の「収容所の焼きめし」、潜水艦での「潜水艦のおつまみ」などが収録。
絵柄は全然違うのですが水木しげるに通ずるものがあり、ほんわかした絵柄で戦争の悲惨さが描かれます。