「吉田健ニ/豊後岡城物語」
・出版社 PHP研究所・全1巻(B6版)
・出版年 2012年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 日本史 城
・おすすめ度 ★★ 義経、秀吉から「荒城の月」まで 。
大分県竹田市にある岡城。幼年期を過ごした滝廉太郎が荒城の月を作曲したことで有名。岡城の歴史をマンガでわかりやすく紹介。
源義経を迎えるために築城、島津の大軍を撃退した志賀親次、中川秀成の大改修、江戸時代~幕末、明治時代の滝廉太郎、廣瀬武夫と岡城が時代を超えて描かれます。
岡城は緒方三郎惟栄が兄・頼朝に追われる義経を迎えるために築城。豊後の国に船で渡ろうとするが嵐でたどり着けず。義経が入城することはなかった。
島津の九州統一を阻止。志賀親次は寡兵で島津の大軍を撃退。これにより岡城は難攻不落の城として称されるようになる。
国替えにより中川秀成が領主となり、岡城を大規模に改修。城下町を作り発展させていく。
江戸時代~幕末の岡城が簡単に描かれます。
明治時代には荒れ果てた岡城。
岡城にゆかりがある滝廉太郎、廣瀬武夫が描かれます。
滝廉太郎といえば荒城の月は知ってはいたのですが、岡城をモチーフにしていたとは知らず。
廣瀬武夫の日露戦争の旅順口閉塞作戦の事は知れど岡城にゆかりがあるとは知らず。
この他にも岡城に関する細かな事が描かれております。岡城に行ってみたいという人であればあらかじめ一読しておくと良い作品だと思います。