「あかいこうじ・ういち/ヤケクソめし」
・出版社 ガイドワークス・全1巻(B6版)
・出版年 2015年
・入手度 普通
・ジャンル 弁当/グルメ ギャンブル ドラマ
・おすすめ度 ★★ やけくそ価格、個人的には+★。
パチスロ漫画誌で連載してたのにパチスロシーンほぼナシ、食べた感想は基本うまいのみ。スロッターからグルメ愛好家までを若干唖然とさせた、異色の漫画・ヤケクソめし。
ボートレース場の名物を片っ端から喰い漁る描き下ろし読切ボートめしも必見。
ライター・ういち 旅打ちのライター
ある時弁当を買おうとした時にすき焼き弁当(3150円)を見つける・・・
考えるういち・・・基準がパチスロなのはギャンブラーとしての宿命か・・・というか弁当をスロットのゲーム換算というのはどうかと思うが。
買って新幹線の中で食べる事に・・・
グルメ漫画だけど表現がうまいしか出てこない・・・潔さ。
どうせ負けるのだがら、負ける額を少なくして高級弁当を食べる・・・
やけくそになって次々と各地の高級弁当を食べまくる馬鹿馬鹿しくとってもアホで頭の悪い素晴らしい作品。
山形育ちのハンバーグ弁当を食べてうまぁ~い
てとて うな重は新幹線のシートで正座して食べるくらいう、うま~~~い!
使い切って終わろうとするこのお金で高級弁当を食べることが多く、ギャンブル物によくある馬鹿勝ちして贅沢三昧ウハウハな展開でないのが良いのですが、ギャンブルをしなければもっと食べられるのにと思うのはギャンブルをしない人の論理なんだろうなあ・・・
これはあるなあ、負けていて熱くなるとヤケクソで最後まで使い切って潔く散る・・・ではなくお金を数値化することでお金の価値を曖昧にする恐ろしいシステムだと思います。
作中ではほととんどパチンコ、スロットは登場せずただただひたすらに地方で弁当を買い電車で食べる姿が描かれております。
巻頭には作中内で食された高級弁当がちゃんと紹介されております。
この漫画パチスロ雑誌に連載されていたそうで、作品内容的には絵はイマイチだけど意外に面白い作品で機会があったらぜひ・・・と薦めたい所なのですが。
この本の定価はなんと1980円+税で2000円オーバーのヤケクソ価格・・・誰が買うんじゃい!と思うばかりでそもそも本屋に並んでいるのかも怪しい作品。
今回たまたま古本で見つけたのですが、定価が高い事を知っていたので購入しましたが、知らなかったら古本でも買ってなかったかもなあという作品でした。