「藤木てるみ・桑田忠親/織田信長」
・出版社 学研・全1巻(A5版)
・出版年 2007年(新装版・オリジナル版は1980年)
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★ 学研まんが伝記シリーズ。
戦国時代の武将、織田信長の一生をまんがでくわしく紹介。日本史の戦国時代のことや、諸大名の関係、合戦のようすなどがわかりやすく描かれています。これ1冊で当時の歴史背景や織田信長の思想や成し遂げたことがわかります。
本作は1980年に出た作品の新装版。独特な絵に見覚えがあり子供の頃に読んだ作品でした。
冒頭では桶狭間合戦が描かれます。癖のある絵で一度見たら忘れなさそうな絵。ギャグテイストが強く好き嫌いが別れそうな作品でもあります。
うつけ殿と呼ばれた時代が描かれ、有名なこのエピソードも描かれます。
墨俣の一夜城~美嚢攻めが描かれ本拠地を岐阜に移し天下布武を唱える信長。
主要な出来事、合戦は描かれているのですがページ数の関係かあっさりと描かれます。ギャグを織り交ぜながらも残虐な信長が描かれます。
安土に築城し本拠地を移す信長。
明智光秀の謀反により本能寺で自刃する信長までが描かれます。この頃の学習漫画は切腹のシーンまで描かれております。
学習漫画なのでこのような補足説明も数多く描かれます。長篠の戦における鉄砲三段撃ちの説明などは子供が読んでも判り、大人が読んでもためになります。
短いページ数で信長を知りたい人におススメな作品。独特の絵は好き嫌いがはっきりとでそうな気がします。