「屋代尚宣/黒田官兵衛と宇都宮鎮房」
・出版社 梓書院・全1巻(A5版)
・出版年 2014年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★ 監修・大分県中津市。
豊前6郡の領主として豊前に入国した黒田官兵衛。その前に立ちはだかったのが、鎌倉時代以来400年に渡り豊前の地を守ってきた宇都宮一族の一人・宇都宮鎮房。新しい社会を目指す者と伝統的な社会を守る者。両者の争いは苛烈を極めるが・・・
黒田官兵衛と宇都宮鎮房の争いを中心に描かれる作品で漫画でこの出来事が描かれるのは稀で、流石大河ドラマ効果というべきな作品。
官兵衛は膝が曲がり片足を引きずる生活を一生続けることとなったそうです。
息子の松寿丸(後の黒田長政)は竹中半兵衛が匿い無事。
山崎の合戦~賤ヶ岳の合戦~九州平定後に豊前の国主となる官兵衛。
宇都宮鎮房との対立が描かれます。
岩丸山の戦いで敗北する黒田長政。後に和睦するが・・・
宇都宮鎮房は長政に謀殺されてしまう。物語はここで終了しこの後の関ヶ原の合戦時の長政、九州を平定中の官兵衛は描かれず。
漫画自体は100P程でストレスなく読める作品だと思います。巻末には文章で様々な事が語られ黒田家のゆかりの地なども紹介されております。