「池田邦彦/シャーロッキアン!」
・出版社 双葉社・全4巻(B6版・完結表記なし)
・出版年 2011年~2013年
・入手度 普通
・ジャンル 推理・探偵
・おすすめ度 ★★★ シャーロキアン=熱狂的なファンの総称。
書店でアルバイトをする女子大生の原田愛里は、同じシャーロッキアンである大学教授の車路久とコンビを組んで、ベーカー街のホームズ&ワトスンよろしく、さまざまな依頼人のためシャーロック・ホームズ物語に隠された知られざるオドロキの謎に挑む!
カレチと並行して描かれていたのが本作でシャーロキアン(ホームズ物語を実際に起こった事実と捉える熱狂的ファン)な二人の主人公が様々な難問をホームズ物語からヒントを得て解決していく物語。
主人公・原田愛里。幼き頃に読んだ本の影響でシャーロキアンになる。
原田愛里の通う大学の教授の車路久もシャーロキアンで、二人は接近していく。
シャーロックホームズの作品内の記述を元に推測、推理がなされるお話が多く、シャーロックホームズを読んだ人には楽しめる作品。読んでなくても楽しめますが読んでいる人にはより楽しめる作品だと思います。
このように補足説明がされているのが良く原作を読んでない人にも配慮されております。
年の差があるこの二人の行く末は・・・?
心温まるお話が多、読後感の良い作品で老若男女すべてにおススメな作品です。ホームズ愛がたっぷりと詰まった作品。
全4巻で完結かどうかは判らずで、この後ひょっこり続きが描かれる可能性もあると思うのですが、最終巻発売から2年半経っている事とこの機会を逃すと紹介する事ができなくなりそうなので完結した物としてとりあげております。