「本山一城・田代脩/武田信玄」
・出版社 学研・全1巻（A5版）
・出版年 2007年（新装版・オリジナル版は1987年）
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★☆ 学研まんが伝記シリーズ。
戦国時代の武将、武田信玄の一生を漫画でくわしく紹介します。戦国時代の事や、諸大名の関係、合戦の様子が判りやすく描かれます。
子供頃に学研の偉人物をよく読んだのですが、大人になってまた読むとは思っておらずで、本作は1987年に出た作品の新装版。
子供向けなので判りやすく描かれているのと漢字にひらがながこれでもかとふられております。
信玄の生誕から描かれます。
武田の本拠地・躑躅ヶ崎館 子供向けとは侮れない作品で他作品ではなんとなく描かれているだけの躑躅ヶ崎が描かれます。
所々に補足が入っているのが良く非常に判りやすい作り。
父・信虎を追放し甲斐の国主となった晴信（後の信玄）。
上田原の戦い（対村上義清）
第四次川中島合戦（対上杉謙信）
この二つの合戦が詳しく描かれます、これ以降の三増峠の戦い、三方ヶ原の戦いは省略気味に描かれております。
敵に塩を送る、塩止めのエピソードが描かれたりするのはお子様向けだからかもしれませんが、大人向けの作品だとこのエピソードはほととんど描かれないのはなぜなんだろう？
信玄の死までが描かれます。有名な風林火山のエピソードも描かれております。
対象年齢が低い事も有りかなり判りやすいのと、省くところは省いて判り役なっております。大人が読んでも問題がなく、どれを読んでいいのか判らない、これから知りたいという人におススメ。