「鮪オーケストラ/少々生臭いお話」
・出版社 エンターブレイン・全1巻 (B6版)
・出版年 2011年
・入手度 普通
・ジャンル ギャグ ブラックジョーク
・おすすめ度 ★★+@ 短編集。
鮪オーケストラという人外の名とともに、その暴力的なまでの真価が、胃もたれするほど読み応えたっぷりな一冊となり、ついに世に放たれる!
「徒然妻」、「蒟蒻」、「少年は臍の緒を辿る」、「漬」、「脳漿ズビドゥ愛」、「純白」、「真夏の野菜革命2011」、「町田とアリス」、「濁流ミッドナイツ」、「のらぴえろ」を収録。
表紙からして只者ではない臭いがプンプンしておりましたが、読んだらまさにその通りで、面白いのか面白くないのかがまったく判らなくなる程のギャグ漫画、それもかなりブラックなギャグ漫画。
「徒然妻」 はじめのこの1ページ目の1コマ目で只者ではない作品だと判る・・・巨大過疎?団地のお話だが、中盤以降はシュールな展開に・・・
「蒟蒻」 大学受験を目指す事となった中年の主人公がこんにゃくの家庭教師に惚れるが・・・エロ風ではありますがエロではない作品。本作の中では一番判りやすい作品。
「濁流ミッドナイツ」 濁流に身を任せて変わる主人公・・・発想そのものが変態チックなお話。
個人的には「真夏の野菜革命2011」が好きなのですが、どうやって紹介していいのか判らずで今回は割愛しました・・・
物凄く癖がありますが、こういう作品が好きな人にはドハマリするであろう作品だと思います。余談ですが、鮪オーケストラ=長谷川清(代表作・おさるなまさるくん)です。